「 精華学園が強いチームだからこそ
我々もそこを目標に頑張れるんです。 」
6年連続の同一カードの決勝戦となった
京都精華学園 - 紫野 の1戦。
両チーム共ここ数年にないくらいの
仕上がりを見せていた。
特に紫野の#5,#6の両選手については
1生時から2年後を非常に楽しみにしていた選手であった。
スピード感溢れるバスケットに心が躍った。
実際に今回のインターハイ予選を観ても
キレのあるドライブ、
高さのあるディフェンス、
内外のバランス。
歴代ナンバー1といっても
過言ではないバスケットを展開した。
そんな紫野の前に立ちはだかったのが
京都精華学園であった。
1-3年生のバランス、
スピード、サイズ、シュート力。
紫野と同じく、歴代ナンバー1という
呼び声も聞こえてくるくらいの布陣だ。
その精華学園の中でもやはり、U17日本代表の
#12 高橋選手がスピーディなバスケットで
存在感を見せた。

完全にディフェンスを振り切る
ジャンプショット。
後半でも衰えない脚力。
紫野ディフェンスの仕掛けに
安心して観ていられるスピードを生かしたキープ力。
そして、勝負所を察知する力と
一瞬の油断をついたスティール。
まさしく走攻守を兼ね揃えた選手である。
特に第4ピリオドのスティールが
最後の最後に効いた。
近畿大会、インターハイ、さらには日本代表での
活躍が楽しみである。
以前、京都精華学園が
3連覇した時は、真似することが出来ないバスケットであり
他のチームは、なかなか勝負することが出来なかった。
それから約10年弱の間に
「 打倒 精華 」を掲げた紫野はライバル校としての
地位を確立した。
今後も両者の対決に注目であるが、
この両チームの間に割って入るのは
どのチームか!?
長年京都バスケ界を引っ張ってこられた指導者がいる
京都明徳、福知山成美、京都すばる、西城陽。
若手の指導者でベスト8常連になった鳥羽、京都西山。
また上記以外のチームが巻き返してくるのか!?
新鋭チームが出てくるのか!?
「 ライバル関係がチームを強くする 」
これからも注目の戦いが続く。
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