「 え?先生が吹くのですか!? 」
通常、バスケットの地区大会では、
出場チームの先生に審判が割り当てられる。
試合会場で自チームの先生が審判をしている事を
選手も見ていると思うが、今日は審判にまつわるエピソードを。
まず冒頭のチームは審判ができる先生が2名いる。
1人は大ベテランの先生で、もう1人は中堅の先生である。
その日は各チーム2試合審判割り当てがあった。
こういう場合はだいたい中堅の先生が2試合吹くことが多いが、
その大ベテラン先生は審判のユニフォームをバッチリ着こなし、
コートに立っておられた。
バスケット経験があまりない若手の先生がいる場合に
ベテランの先生が審判をするケースはあるが、
本来なら吹かなくていい試合である。
それが中堅の先生の負担を減らすために
審判の用意を持ってこられたそうである。
(中堅の先生談)
またとある試合では
審判を終えたばかりの先生が
次の試合の審判担当の他校の先生(手首を痛めておられた方)に
「 審判代わります。 」と言って、
2試合連続で吹かれた。
その日は元々2試合審判担当だったので、
審判3試合、自チームのゲーム2試合で
合計5試合フル稼働である。
選手にとって「先生が審判している」だけの姿でも
その裏には様々な想いがあり、
またそれを当たり前にやられている事が
本当に凄いと思う。
選手にとっての
バスケの当たり前は
先生たちの陰ながらの
当たり前の自己犠牲に
よって守られている。
今回のコロナで何気ない日々の大切さに気づいた選手は
少なくないと思う。
先生のこういった姿にも
気づいてもらいたい。
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