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ジャッジ【0425】

プロ野球で審判の行動について物議を醸しているようですね。


私の恩師はAA審判(今のS級)でしたので、

高校生の時に教わったエピソードを一つ紹介します。


先に断っておきますが

練習試合でプレイヤーが審判をしている時のアドバイスです。


上級ライセンス取得を目指している人には向いていないと思いますが、

なるほどという話でした。



その日、練習試合の審判係を担当していた私は

試合の合間に先生(AA審判)の元へいき、

「 さっきのプレイ、ファールでしたか?」と尋ねました。


先生は

「 ファールとファールじゃないプレイとの境目はどこや?」

と聞き返しました。


私は

「 押したらファールですか? 」と答えました。


すると先生は

スクリーンアウトの動きで私を押して

「 これはファールか? 」と問いかけました。


BB「 違いますね… 」


しばらく考えていると先生は


「 ええか、BB。

 審判の笛が鳴ったらファールや。 」


と、おっしゃいました。



なぞなぞの答えのような言葉に一瞬戸惑いましたが、

次の言葉が私の審判人生の救いの一言となりました。



「 審判というのはその試合をジャッジする権限が与えられているわけや。

  審判がファールを吹いたら、誰もそれを取り消せない。

  それだけ重要な仕事や。

 

  さっきの試合はBBが任されていたわけやろ。


  BBがファールと思って、笛を吹いたのなら、

  誰がなんと言おうと、それはファールや。 


  ただ、一つだけしたらあかんのは〝 ぴ〜 〟という自信のない、

  笛は吹いたらあかん。

  〝 ピーッ!! 〟と自信を持って、ジャッジしないとあかん。 」 



練習試合の審判を嫌がる選手は多いです。

先輩に睨まれることも多々あります。


でも、私は審判が好きでした。


一番身近に先輩のプレイを見ることができると思ったのと、

先輩や、相手選手の反応で、どのレベルの接触が

ファールになるのかを学ぶことが出来たので。


ただ、他府県のチームがきた時は確かに緊張しました。



その日の午後の試合、

私の目の前でボールがサイドラインを割りました。


先輩も、相手選手も、ベンチの選手も私を覗き込みます。




BB「 ピーーーッ!!  わかりません!! 」




〝  え ? 〟 という空気が流れる中、


BB「 はいっ!! 」( あなたが判断して。)

ともう1人の審判目掛けて手を差し述べました。



( 目の前のお前がわからんのに、こっちに聞くんかいなっ!!!)

という表情を見せながら、

もう1人の審判もわからないのジェスチャー。


BB 「 ジャンプボールシチュエーション!! 」


誰も文句は言いませんでした。


わからないものはわかりません。


わからない時はわからない時のルールがあり、

それに則れば、良いだけです。