ミニバスやU15で多彩なドリブルからのドライブを得意としていた選手が
高校では活躍できないケースがしばしばあります。
〝 プレイスタイル 〟〝 身長差 〟〝 ディフェンス 〟
が大きな要因と考えております。
今日は〝 プレイスタイル 〟について
書きたいと思います。
まず、ドリブルが得意な選手は
ボールを保持してから勝負に行く傾向が強いと感じます。
バスケットボールはボールを持っていない時の
動きが非常に重要なスポーツです。
速攻のノーマークのレイアップが最たる例ですが、
ボールをキャッチした時には勝負がついている、
もしくはオフェンスに有利な形ができているのが
良いオフェンスだと思います。
さらにドリブルで相手を抜こうとする際、
技を多用するので、
相手を抜くのに時間がかかるケースも多いです。
時間をかけると
ディフェンスラインが整ってしまいます。
1対1では勝てたとしても
5対5の動きの中では、守られるケースが増えます。
次に、ドリブラーは
フィニッシュ(リングアタック)まで行きたがる選手が多いと感じます。
確かにリングまで行くことは大事です。
でもそれ以上に大事なのは
リングまでいく、
パスを投げる、
止まってジャンパーを打つ
など状況に応じて判断をすることだと思います。
1on1で抜いた後のリングアタックは
ミニバス<U15<高校と
カテゴリーが上がるごとに難易度は増します。
個人技を駆使して、リングに向かうだけのプレイスタイルですと
ドリブルの突破力という長所が
オフェンスを潰すという短所に変わってしまうケースもあります。
個人技の優劣で試合に出られるわけではありません。
周りの選手がプレイしやすいフロアバランスを
作れる選手が試合に出られるケースも多いです。
もちろん、個人技があって、
フロアバランスを作れる選手は試合で活躍できます。
今の高校3年生ですと
京都両洋の#5田村選手や
福知山成美の#2春永選手は
自身の長所を5対5の中で活かして
活躍されています。
試合を観る機会がありましたら、是非とも参考にして頂きたいと思います。
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