2階に駐車場があるスーパーの階段で
2−3歳くらいの子供がお父さんに見守られながら
階段の真ん中をゆっくりと登っていた。
その後を私ものぼったのだが、
私に気づいたお父さんがすかさず
子供の手を引っ張って端によせ
「 あっすみません。」 と謝った。
『 他人に迷惑をかけるな 』
と小さい頃から教わってきたし、自分の子供に対しても
機会があるたびに、そのように伝えている。
でも実際に自分が相手の立場になったときに
( 子どもだから、それぐらい良いのに )と感じた。
腹を立てる人( 中には逆上する人 )もいるかもしれないので、
子供の安全を守るためにも
そういう躾は大切だと思うが、
他人に迷惑をかけることに
過度に反応しすぎだった自分を見ているようであった。
他人に迷惑をかけたことがない人間なんていない。
生まれてから今まで、
絶対にどこかで誰かに迷惑をかけているはずである。
赤ちゃんの時に泣いたことがない人間なんていない。
電車の中で赤ちゃんが泣いてても良いではないか。
それが赤ちゃんの仕事だ。
他人に迷惑をかけても別に良いではないか。
時と場合によっては自分自身や家族に被害が及ぶ可能性があるので
危険の回避や迷惑をかけないように努めるのは大事だと思うが
自分が感じる以上に世間は暖かいと思う。
また
『 他人に迷惑をかけてはいけない 』
という思いを強く持ち過ぎると、
成長するにつれて、
迷惑 = 頼る になってしまい
人を頼れなくなり、
問題を自分一人で抱え込んでしまったり、
自分でしなくてはいけないという
重圧を感じてしまう人もいるのではないだろうか。
他人に迷惑をかけてもええんやで。
そう言える大人でありたい。
Kommentare