新人戦が無事終わりました。
新人戦の最大の目的はシード権獲得ですので、
ある程度の内容の悪さは今後の課題として
改善すれば良いのではないでしょうか。
私も新人戦は苦労しました。
中2の夏に近畿大会に出場しましたので
新チームへの移行は8/10頃、
すぐにお盆休みに入りますので、
新人戦まで試合形式で練習する機会はほとんどありませんでした。
新チームはスタメン4人が1年生という布陣。
過去最弱と呼ばれた世代でした。
予選リーグは100点ゲームが1試合もありませんでした。
一方スモールリーグの1位は
4試合中3試合で100点ゲームだったと思います。
今でも忘れられない8シード決定戦。
最終的には我がチームは
スタメン5人中3人が5ファール退場となりました。
これには苦労しました。
出てくる選手、出てくる選手、ミスを連発。
ボールをキャッチできない選手。
ステップが必ずトラベリングになる選手。
誰も求めていないのに自ら勝負に行く選手。
(ミスになるから)何もしなくて良いと言われて
ディフェンスもしない選手。
1ヶ月前に全中出場をかけて戦っていたチームとは
思えない内容でした。
本当にどうしようもなかったので、
中学からバスケを始めた2年生のT君にも出番が回ってきました。
2年生ですので、体格は1年生よりはがっちりしています。
身長もそこそこあるので、スローインなら任せられると先生は判断されました。
私がボールを受けに行きます。
「 パス!パス!! 」( パス頂戴!! )
T君 「 うっ… えっ… 」 もじもじ…
ピーーー
「 5秒バイオレーション!! 」
ベンチ ( …… )
先生 「 交代や!! 」
当時はバイオレーションの時、マイボールでないと交代できなかったと
記憶しておりますが、ちょうど、相手チームも交代を申し出たのだと思います。
T君はプレイタイム0秒で交代となりました。
DNP ではなく、 0:00
なかなかの伝説の一戦でした。
ターンオーバーはつかないと思いますが、
出場時間0秒 TO 1 だったかもしれませんね。
肝心の試合は1点差で勝利しました。
ラスト15秒、
ツースリーのゾーンディフェンスに
勝負を仕掛けた1年生が
倒れながら私にパスを投げて
私がゴール下シュートを決めました。
あの場面で勝負を仕掛けられる1年生はなかなかいません。
勝負強さは当時から持っていたわけですね。
今の中学生の皆さんも、
これからバスケットが良くなることを
願っています。
BB少年のバスケメモリー
1990年 京都市新人戦 準優勝
1991年 京都市新人戦 第3位(4位シード)
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