私が高校3年生のときの
インターハイ予選決勝 洛南戦。
それまでスタメンとほとんど一緒にプレイしたことがない
2年生のセンターフォワードが
シックスマンで投入されました。
洛南高校のサイズに対抗するためです。
コーチの気持ちは痛いほどわかるのですが、
その選手が経験したことがない
2番ポジションでの投入に私はがっかりしました。
センターフォワードの彼も、周りのスタメンも
慣れないメンバーでのプレイに戸惑いました。
決勝戦まで勝ち上がることが第一条件ですので、
洛南対策というものがあるとしても、
そこだけに時間をとれません。
また何かしないと洛南には通用しないという
考え方も理解できます。
でも、それなら準決勝後から決勝までの期間に重点的に練習したり、
その前の段階で試験的に試すなど方法はあったと思います。
それを一切せずに、
心の準備もままならない中、
ぶっつけ本番で実行することに
私はがっかりしたのです。
もし、それがまかり通るのでしたら、
今後、〝 練習でできないことは試合では絶対にできない 〟という考え方を捨てて
練習で追い込むことをやめるべきだとその当時は思いました。
高校生は体格は大人と遜色ないですが、
心の中はまだまだ子供です。
それは教壇に立っている教師が誰よりも知っているはずです。
だったら、高校生の精神年齢にあった指導法をするべきだと思います。
〝 練習でできないことは試合では絶対にできない 〟のでしたら、
せめて練習してきたことで勝負させて欲しかったです。
今までの努力はなんだったのか…という気持ちになりました。
大人の今なら、
〝 練習でしていないこと 〟だから
〝 練習でできなないこと 〟ではないな。
確かに嘘は言っていないな。(^○^)
と、理解することも出来たでしょう。
( そなんわけあるかいっ (・Д・)ノ )
ミーティングの一言で、選手は救われたりするものです。
大型化についても、事前に先生の想いを聞かされていたら、
また違った印象になっていたと思います。
だいぶ前置きが長くなりましたが、
インターハイ京都府予選男子決勝リーグ。
鳥羽高校と、京都両洋高校のバスケットに
尊敬の念を抱きました。
両チームとも普段通りのバスケットで
洛南高校、東山高校に挑んでいたからです。
(細かい戦術面では特別なことをされていた可能性もあります)
普段よりもシュートレンジを広げていません。
普段よりもサイズアップしていません。
これは自分たちのバスケットで優勝を狙っている証だと思います。
鳥羽高校はPGの倉橋選手がガンガン中に切れ込みます。
京都両洋高校は170cm台〜180前半の選手が果敢にゴールに向かいます。
技術と戦術に裏打ちされたリングアタックは本当に素晴らしいです。
新人戦の中止の影響で
今年のインハーハイ予選は決勝リーグ制です。
勝敗が並ぶ可能性もありますので、
一つ一つのプレイを最後まで大事にして欲しいです。
記録
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