今夏の大会で近畿大会のシードについて知らない選手が多かったので、
説明させて頂きます。
まず近畿大会は2府4県の上位2チーム( 12チーム )で行われます。
予選は3チームのリーグ戦となり
上位1チームが勝ち進めます。
ここからが非常に重要ですが、
前年度の順位がシードに反映されます。
来年の男子は
左上 兵庫県1位
右下 京都府1位
右上 兵庫県2位
左下 京都府2位
となります。
また今回は2府県で上位4チームとなりましたので
関係ないですが、
同一府県内のチームは反対側のゾーンとなります。
ですから、準決勝で同一府県のチームの対戦はないと思います。
次に適用されるのは
府県1位のリーグには府県2位の
チームが入るという点です。
シミュレーションしてみますと
左上
兵庫県1位(シード)
滋賀県2位
奈良県2位
右下
京都府1位(シード)
大阪府2位
和歌山県2位
右上
兵庫県2位(シード)
滋賀県1位
奈良県1位
左下
京都府2位(シード)
大阪府1位
和歌山県1位
このような感じになります。
長年、京都府女子の2位チームが
大阪府1位のリーグに入っていたのも
このような事情があります。
ですから、来年の女子は
京都府2位のリーグに
大阪、奈良、滋賀、和歌山のうち
2府県の1位が入ります。
心情としましては
今年、大阪府1位を倒して
ベスト4シードを手に入れたので、
来年、大阪府1位は他のリーグ( 兵庫県2位のゾーン )に
行って欲しいとことではあります。
次に有利な点は試合間のインターバルです。
大会のスケジュールでは
第1試合 A - B
第3試合 B - C
第5試合 A - C
と決まっていますので、
シードチームは第1試合の勝敗に関係なく、
インターバルが3試合分あります。
この中で有利、不利が出るのが、
B - C の第3試合です。
Bは第1試合を戦った後、インターバル1試合で
体力マックスの相手(C)との対戦となります。
第1試合にBがシードチームAを大接戦の末に倒したとしても
第3試合で体力マックスのCにBが敗れてしまい、
第5試合でシードチームAがCに点差をつけて勝ち
得失点差でシードチームAが1位通過するというのは
普通にありえる話です。
Cは第3試合こそ、体力が減った相手Bとの対戦ですが、
落ち着きという点では2戦目の相手と初戦の自分たち。
出だし、動きが硬くなるチームもいます。
そしてCにとっての2戦目(第5試合)は自分たちよりも
ゆっくり休むことが出来た
シードチームAとの対戦となります。
ですから対戦順をみてもシードチームが有利です。
またユニフォームの交換、濡れ具合もシードチームが有利で
インターバル3試合の間に乾かして、
(時には洗濯されるチームもあります)
新しい感覚でプレイできます。
Bは1試合しかインターバルがない上に
濃色から淡色に着替えもしなくてはいけません。
Cは着替えなくても良いですが、
濡れたユニファームで試合があります。
( インターバル1試合ではなかなか乾かない )
バスケット経験者の皆さんには誰もが経験があると思いますが、
ビチョビチョのユニフォームに再び袖を通すのは
気分的にも重さ的にもマイナスです。
以上のことから
近畿大会のシードがある府県の代表チームは
全中出場に向けて一歩リードしたかたちで大会に挑めます。
近畿大会も非常に遠い舞台ではありますが、
それ以上に遠く夢のような全中出場。
来年の大会は男女ともに少しだけ近くなっています。
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