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勝利を引き寄せるプレイ

2021年3月26日と27日の2日間

山城総合運動公園体育館において

第56回全国高等学校交歓バスケットボール京都大会が行われた。


BasketParkでは京都から出場の4チームの取材を行った。



『 勝利を引き寄せるプレイ 』


3月27日 Bコート 第2試合

1位グループトーナメント

洛南ー福岡大大濠


洛南#22 岩屋選手の

ラスト数分のプレイにバスケットボールの

醍醐味が詰まっていた。
























4Q ラスト2分30秒 61 - 61

1プレイが勝敗を左右する時間帯である。


洛南高校に限らず、強豪チームほど、

このような局面でも普段どりの自分たちのバスケットを

徹底するイメージがある。


逆に言えば、練習において相当意識して行っているからこそ

終盤の大事は部分で普段通り発揮できるのだと思う。


「 リバウンドタップ 」


洛南と福岡大大濠のインサイド陣、

190cmオーバーの選手が身体をはる。


力と力がぶつかり合い、動きが止まる中、まるで閃光のように

一直線にリバウンドに飛び込む白いユニフォーム。


大濠のインサイドプレイヤーが忠実にボックスアウトを行なった結果、

不運にもスペースが生まれ、そこに岩屋選手が飛び込んだ。


華麗にリバウンドタップを決める。

182cmの選手がゴール下を制した瞬間である。


もちろん1試合を通してゴール下を制するのは無理な話であるが、

ガードは外だけで良いという意識では絶対に生まれないプレイである。



「 テイクチャージ 」

















残り時間 1:45  63 - 63 同点  福岡大大濠ボール

ここで岩屋選手が会心のテイクチャージ。


バスケットボールにおいてオフェンスとディフェンスの割合は

単純計算では5:5である。

つまり勝利するための重要度も5:5と言えるはずなのに、

オフェンスを重視している選手は多い。


「 狙いました。」( 岩屋選手談)


トップレベルの選手はディフェンスに対しての意識も高い。

勝利を引き寄せるナイスディフェンスであった。



「 パス 」


その後のオフェンスは、両チームともファールを受け、

フリースローとなり、お互いに1本インで64-64。


そして、残り20秒で洛南ボール。


プレス気味にあたってくる大濠の選手に

ファールをもらうことも出来る体制でキープしながら

岩屋選手がボールを運ぶ。

















( 接触時、例え笛がならなくても相手にボールを取られない位置関係でボールキープ )


あわよくばファールをもらってフリースローという意図も伝わってきた。

どんな接戦でも、ガードとして常に冷静にプレイしている。


フロントコートにボールを運んだ後は、しっかりと時間を使ってドライブし、

フリーの味方へのパス。


岩屋選手といえば得点を取る能力も決して低くないが、

「 パスはその日の一番調子が良い人を選べる。 」(岩屋選手談)の

言葉通りこのゲームのラストショットは星川選手へ託した。

























コーナーにいた星川選手のスリーポイントシュートへの

チェックがファールとなり、3本のフリースローをきっちり決めて

最終スコア 洛南67 - 64福岡大大濠 でタイムアップとなった。
























( 冷静にフリースローを3本連続決めきたのも素晴らしいプレイである)




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今回、勝利を引き寄せるプレイとして

「 リバウンドタップ 」「 テイクチャージ 」「 パス 」と

3つのプレイに注目した理由は、バスケットボールが上達するヒントになるからである。


ここ数年の個人のスキル向上は本当に素晴らしいと感じる。

普段の生活の中で、意識しなくても何かしらのスキルアップ動画を目にする。

真似をしている選手もたくさんいると思われる。


しかし、その一方で、オフザボールの動きが少々疎かになっているようにも感じる。


本文中にも記載したが、オフェンスとディフェンスは 単純計算で 5:5 である。

さらにボール所持をしている時間とそうでない時間はこれも単純計算では

 1 : 9である。 ( 自分1人 : 他9人 = 味方4人 + 相手5人 )


それなのに、自分がボールを保持したときの「 1 」に対してばかり気が向いてはいないだろうか。


「 リバウンドタップ 」 オフザボールの動き

「 テイクチャージ 」 ディフェンス

「 パス 」 より確率の高いフィニッシュの選択


それぞれチーム事情が違うので、1対1のスキルを磨くことが勝利に繋がるチームもあるだろうし、これが正解というものは無いが、京都のトッププレイヤーがこのような動きをしているという事実を知って頂きたい。


「 今年は去年のようなスター選手はいませんが、その分、しっかりディフェンスして、走って、全員で点を取りたい。 」( 岩屋選手談)


上位に進出するチームほど、基礎的なことを徹底している。


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取材後記

懐かしいメンバーと再会できましたので、京都の中学校出身の皆さん( 京都精華学園中、修学院中、加茂川中、詳徳中、江陽中)で写真を撮らせて頂きました。


後輩の皆さんは先輩の活躍を観る機会がなかなかありませんので、出来るだけ多くの京都出身の選手の活躍をお届けしたいと思います。


取材のご協力ありがとうございます。


BasketPark TJ


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( リンク先 京都府バスケットボール協会 高体連ウェブサイト)




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