私は高校2年生の新人戦で
初めてスタメンと一緒に試合に出ることができました。
それまでの1年半は先の見えない闇の中を
彷徨っているような感覚でした。
中学の時よりも練習はしんどくなり、
競争も厳しくなった高校で
プレイタイムを得られないしんどさは
誰よりも知っています。
そして、その状況から
プレイタイムを獲得できた経験もあります。
今、一生懸命頑張っているのに、
試合になかなか出られない選手のためになればと思い、
試合に出るための私の考えを書きます。
『 一生懸命頑張るだけではあと4ヶ月で結果は変わらない。 』
高校2年生は入学して約22ヶ月間かけて努力してきた結果が
今のプレイタイムです。
試合に出るためには
現時点での評価をあと4ヶ月で覆さないといけません。
周りの選手も頑張るので、一生懸命頑張るだけでは絶対に
追いつけません。
私は自分が試合に出るためのプレイヤー像を明確にする必要があると思います。
例えば、選手層を下記の5つに分けたときに、
1、2、3の選手はシュート力は求められていないと思います。
1、ベンチ外
2、出場時間5分未満( 勝敗が決した後に少し出場 )
3、出場時間10分未満( イレギュラー発生時に少し出場 )
4、出場時間10分以上( コーチのプランの中で戦略的に出場 )
5、出場時間20分以上( スタメンクラス )
4や5の選手にはシュート力は必要ですが、
それでも全員が1番目に求められているとは思いません。
それなのに、個人練習ではシュートや1on1が圧倒的に多いと思います。
チームが試合に勝つためにはシュート力は本当に大切です。
しかし、コートに立つための必要な要素を順位づけした時、
選手によってはシュート力の順位はものすごく下がると思います。
ウインターカップのスタッツがそれを証明しています。
20点差以内のゲームで20分以上プレイして5得点以下の選手は
ザラにいます。
恐らくですが、その選手たちはシュート力以外の部分を評価されて
プレイタイムを得たのではないでしょうか。
新人戦を終えた選手に伝えたい3つのこと
一つ目は
『 コーチが求めているプレイヤー像を明確にする 』です。
残りの4ヶ月で逆転を狙うのであれば、
オールラウンドに満遍なく鍛えるよりも、
試合に出るためのスキルに絞って重点的にやった方が
チャンスは増えるかもしれません。
今のままの努力を続けるのも自由です。
何かを変えようと思うのなら、
明日、またお会いしましょう。
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