最近気がついたことがあります。
先生が張り切って写真撮影をしない学年ほど、
話を聴く姿勢がきちんとしてしているのではないかという事です。
現時点では仮説の段階ですので、
今後も引き続き見守りたいと思います。
「 人の話を聞くときは相手の目をみなさい。 」
多くの先生がこう指導しているはずです。
しかし、一眼レフなどで
写真撮影を頑張る先生は
写真を撮った後、
ほぼ100%に近い確率で
液晶画面をチェックします。
もちろんその姿は子どもたちの視界に入っています。
先生が撮影するために動けば
そっちに目をやる生徒もいます。
またカメラを向けられた子どもは
自分が撮られているという意識になります。
先日、学年の集まりで全員がしっかり顔を上げて
話を聞いている小学生と行動を共にしました。
この学年は何が違うんだろうと見渡しますと、
写真を撮っている先生が一人もいないのです。
大人が全員、前で話をしている生徒に
真剣な眼差しを向け、話に耳を傾けています。
先生も一緒に話を聞く雰囲気を作っているのです。
学級通信や、学年掲示物など
写真に対するニーズはあると思います。
保護者として学校の様子を知ることができて嬉しいという
一面もあります。
子供たちの頑張っている姿を残したいという気持ちも物凄く共感できますし、
自前のカメラで+@の行動をして頂いていることには感謝の気持ちでいっぱいです。
( 撮影を頑張るほど、出費と作業時間が増えます)
ですから、現在、写真を頑張っておられる先生に何かいうつもりはありません。
しかし、他クラスの先生の写真を見て、
自分もカメラでも買おうかなとお考えの先生がおられましたら、
一人の保護者としてお伝えしたいことがあります。
先生には先生にしかできないことを
子供たちのために頑張って欲しいと願う親もいます。
自分の学生時代を振り返っても
恩師の先生の真剣な眼差し、表情は今でも鮮明に覚えていますし
たくさんの言葉が胸に深く刻まれています。
デジタルコンテンツ隆盛期にアナログ思考な意見ですが、
〝 人 対 人 〟の空気感がそこにはあったからではないでしょうか。
もし、我が子がみんなの前で発表する機会がありましたら、
写真はいりませんので、一言一句きちんと耳を傾けて頂ければ嬉しく思います。
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