まずは兵庫県の中体連関係者の皆さま、
コロナ禍での大会運営、本当にありがとうございます。
京都の一人のバスケ関係者としてお礼を申し上げます。
特に大会速報のツイッターでは最後はクオーターごとの
結果を掲載して頂いたので、一人で盛り上がっていました。
( 一つ前の更新から25分以上かかってるわ。まさか延長か!? )etc.
また兵庫県の選手の皆さま、チーム関係者の皆さまにおかれましても
兵庫県代表男女4チーム全てが全国大会出場を決めるという結果で終わり、
本当に素晴らしい(そして羨ましい)と感じました。
京都府内のライバルが近畿へ行けば京都の仲間であるように、
近畿のライバルも全国へ行けば近畿の仲間です。
京都のチームと共に全国大会で活躍して欲しいと思います。
『 近畿は一つ 』
そして全国で再戦した際には是非とも京都のチームにリベンジして欲しいです。
また大阪、滋賀、奈良、和歌山の近畿大会出場チームの皆さまにおかれましても
試合を観ることは出来ませんでしたが、
近畿大会にたどり着くまでの日々は本当に大変だったと思います。
私も中学生の時、近畿大会に出場しましたが、
たどり着くまでの日々の練習に対して、一瞬で終わってしまったという感想です。
今年はコロナの関係で、日々の練習さえままならない状況で
たどり着いた舞台であり、余計早く過ぎ去ってしまったのではないでしょうか。
また地元、京都府代表チーム、
京都精華学園中の男子は惜しくも準決勝で敗れ3位となりましたが、
優勝した女子と一緒に全国大会出場、おめでとうございます。
長岡中も同じく準決勝で敗れてしまいましたが、
初めての近畿大会での予選リーグ突破は素晴らしいと思います。
来年の京都府にシードを残して頂いたという点も本当に素晴らしいです。
「 シードは地区の財産 」
後輩たちに夢を託しましょう。
そして最後に西ノ京中の皆さま、
大阪府1位のチームに勝利しての
予選リーグ突破、本当に凄いと思いました。
京都の公立中学校が大阪府1位に勝つ。
非常に感慨深いものがあります。
皆さんの努力の結晶の勝利ですが、
私の脳裏にはたくさんの涙の姿が浮かんできます。
西ノ京の先輩たちの涙はもちろん、
他の京都府代表チームの涙も見てきました。
長年の間、蓄積された悔しさ、そしてその経験を活かした成長が、
今回の結果に少なからず影響していると思います。
以前、顧問の先生に話を伺った時、
( そんなレベルでバスケをしているのか!! )
と驚いたことがあります。
もちろんチームの財産なので、他言していませんが、
皆さんが当たり前と思って普段行っている事が
実は凄い事だというのが伝統あるチームの強みです。
そしてその伝統は先人たちの汗と涙で培われてきたものだと思います。
また京都府内のライバルチームの存在も大きいと思います。
京都府大会、準決勝で戦った桃山中をはじめ、
毎年、熱い戦いが京都予選で繰り広げられています。
このライバル関係も京都の財産だと思っています。
京都のベスト4の戦いは、
準決勝の競った試合のあとに、決勝戦もしくは、3位決定戦があります。
常に接戦を2試合戦わなくてはいけない。
実はこれ、近畿大会そのものです。
2試合戦い抜く事が当たり前だからこそ、
本日2試合目となった代表決定戦も
準決勝や予選リーグでスタミナをより消費しているはずの
西ノ京中が粘る事ができたのではないでしょうか。
もちろんそこを意識した皆さんの普段の努力の賜物ですが、
もし、京都が2強状態なら、2試合連続接戦を戦う事に対して
実戦での経験は積めなかったと思います。
自分たちの努力で歩んできたと感じる道には
誰かの努力も加わっているのです。
実は西ノ京中のある選手とは10年以上前に会っています。
あの時の少女が!?と思うと、
非常に嬉しくもあり、悲しくもあった今年の近畿大会でした。
そのような関係がございますので
他のチームについてはあまり触れておらぬ点、
ご容赦頂ければと存じます。
そして、
『 京都代表チームで近畿の決勝を戦う 』
京都バスケ界に新たな夢が生まれました。
これは紛れもなく今大会で切り開いた道の先にあります。
もちろんその道を切り開いたのは
西ノ京中の皆さんだけではありません。
京都のバスケットに関わる全ての人たちで切り開いた道です。
最後に引退した全ての3年生に言葉を贈ります。
今は涙を流しても良いです。
毎晩枕を濡らしても良いです。
試合を思い出して後悔しても良いと思います。
でもいつか、結果ではなく
自分たちが歩んだ日々に胸を張って欲しいと願います。
『 笑顔も涙も君がたどり着いた最高のゴールだ。 』
高校での再会を楽しみにして。
2021年8月7日
BB-PHOTO TJ
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