2019インターハイ京都府予選
大谷高校 ー 洛南高校
多くの高校生にとって
シードチームとの戦いは
ある程度点差が開くのを
覚悟の上で挑まなくてはいけない。
普段通りのバスケットが通じるほど甘くはないが、
組み合わせが決まり、
数日間しか時間がない中で
付け焼き刃で挑むのは違う気がする。
また普段は使わない
小手先の逃げのシュートで
勝負してしまうプレイヤーもいる。
接戦が予想される試合以上に
入り方が難しい。
今回のゲームは
結論から言えば、大谷高校は
最高の入り方をした。
支部予選を戦った大谷と
今年度初公式戦の洛南では
エンジンのかかり具合も異なるが、
それでもあっという間に
点差をつけられるチームが多い。
そういう状況を踏まえても
出だしの4分で1点リード。
しかも今まで自分たちが努力してきたプレイを
披露するかのような普段通りのバスケット。
気持ちがこもっていた。
さらにそこから3分半後
まだリードをしていた。
少し会場がざわついてきた。
もちろん勝負の世界は甘くない。
最終スコア 大谷 47 - 103 洛南
あっという間に点差をつけられ、
ダブルスコアの100点ゲームという結果で終わってしまったが、
その分、逆に出だしの頑張りが光った。
必ずしも毎試合、勝利を狙えるわけではない。
まずは10分間でいいので互角の戦いを目指す。
それが無理なら5分、それも無理なら3分、、、、
同じように誰しもがプレイタイムを得られるわけではない。
まずは1試合合計で10分間ほど使ってもらえるプレイヤーを目指す。
それが無理なら5分、それも無理なら3分、、、、、
そのためには何が必要で、何をしなくてはいけないのか考え、実践する。
学生時代の部活動の経験に感謝している社会人は多い。
メンタル的な部分も多いが、
チームとしての目標設定や
個人の目標設定。
長期の目標に対しての行動指針、
またそれを達成するための中期、短期の目標設定、行動指針など、
バスケットで当たり前にやってきた行動や考え方、チームワークが
社会に出た時、活躍する時が来るだろう。
いつも心にバスケット。