第68回近畿総合体育大会が終了した。
京都からは男子、京都精華学園中学校、加茂川中学校
女子、京都精華学園中学校の
3チームが全国中学校バスケットボール大会への
出場権を手に入れた。
全中出場チームともなると
先生や保護者の方々への
感謝の気持ちも持っておられると思うが、
私が密かに感謝しているチームを紹介したい。
亀岡市立詳徳中学校である。
近畿大会は3チームで予選リーグを戦うが、
男子の場合、シードチーム(A)は第2試合と第6試合
シードのないチーム(B)は第2試合と第4試合
もう1チームは(C)は第4試合と第6試合
と決まっているのである。
第2試合 A - B
第4試合 B - C
第6試合 A - C
シードチーム(A)は1試合目が終わると
インターバルが3試合ある。
Bは1試合目でシードチームと対戦した後、
インターバルで1試合で
Cと対戦するが、Cはその日の1試合目となる。
Cは1試合目こそ、体力の減った相手(B)と対戦出来るが、
1試合インターバルでシードチーム(A)との戦わなくてはいけない。
圧倒的にシードチーム(A)が有利なのである。
初戦でシードチームとの激戦の末にBが倒しても
2試合目に体力マックスのチームCに敗れ、
その後、チームCはシードチームに敗れ、
最終的には1勝1敗でシードチームが
勝ち上がるということも時にはある。
準優勝の加茂川中学校は
予選リーグで大阪1位の松原中学校と
第6試合を戦い、3点差の大接戦であった。
シードのある加茂川中は第2試合と第6試合、
松原中は第4試合と第6試合のゲームであった。
勝負の世界にたらればは禁物であるが、
逆の立場であったら結果は違っていたかもしれない。
加茂川中の全中出場には
昨年度の詳徳中の全中出場(近畿大会のシード獲得)が大きく影響していると思う。
「 シードは地域の財産 」
中学時代、恩師の先生がいつもおっしゃっていた。
自分たちの先輩たちが頑張って残してくれた財産、
同じ地区の先輩たちが残してくれた宝物であると。
自分たちの力だけで勝利しているわけでは無いのである。
全中出場を決めて
京都の代表から近畿の代表になった。
バスケットの技術だけでなく、
全ての面において、他のチームの手本となるような
行動を心がけてほしい。
先輩たちの想いも込めて。
BB-PHOTO TJ