昔を引き合いに出し、
以前の方が良かったと感じた経験はないだろうか。
例えば受験のために一生懸命勉強している時、
小学生や幼稚園、保育園の時は遊んでばっかりで
楽しかったというイメージを持った経験はないか?
幼少期を振り返って
「 何も考えずに毎日楽しく過ごしていた。 」
と感じたことはないか?
私にも経験があるが、
それは単なる記憶の改変であると最近思うようになってきた。
我が家の次男は3歳であるが、
兄弟で何か争いがあると
長男が押したりして暴力で
次男を黙らせようとする。
社会の中ではほぼ100%と言い切れるが、
何かの争いごとを暴力で解決するなど
ありえない。
また、自分のおもちゃを兄が先に使っている時は
「 先に使ってた 」が優先され、
兄のおもちゃを自分が先に使っていた時は
「 それ、返して 」と所有権が優先される。
なかなかの理不尽なルールだ。
外から帰った時、ご飯を食べる前、
ハンドソープをつけて手を洗わなくてはいけない。
ご飯の時は野菜と呼ばれる葉っぱを食べなくてはいけない。
歯ブラシと呼ばれるものを口の中に突っ込まれて
ゴシゴシされる。
3歳なりたてにとってはすぐパッと出来ないことである。
「 昔は良かった 」と感じるのは
その当時、困難と感じていた事柄を
自分が克服しているだけの話であり、
人生では自分の成長に合わせて常に困難や壁がやってきているのだ。
勉強の話で言えば
超難関校の熾烈な受験戦争に直面するのは
そこを狙えるだけの学力を身につけてた人だけである。
皆さんの周りにはどんな困難が存在しているだろうか?
困難とは自分が成長した証である。
困難とはさらに成長できるチャンスである。
困難とはいつか忘れるくらいのものである。
いつも心にバスケット。
大好きなバスケットで様々な困難と出会った分、
少しは乗り越えやすかったのだろうと思う。
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