皆さんの学校には『 登山学習 』はありますでしょうか。
私の記憶にあるのは
『 しんどい思いをした。 』のと
『 部活動でいいやん。 』と感じたことだけですが
中学も高校も登山学習( 日帰りハイキング)を経験しました。
先生は
「 みんなとの絆と深める 」や
「 目標を全員で達成する素晴らしさを経験する 」
といったことを掲げて登山学習を行なっていたと思いますが、
当時の私は
「 それって部活でやってることやん。 」と
感じました。
( 先生ゴメンナサイ )
また体力的なしんどさよりも
持参した水筒以外の水分補給が出来ないことが
何よりの苦痛でした。
ですから数ある学校行事の中で『 登山学習 』だけは
やりたくない行事でした。
時は流れ、現在はカメラマンとして
『 登山学習 』に帯同しております。
運動会や、文化祭など、
子供たちが主役の行事を第三者として撮影するのではなく
私自身も当事者として参加しますので、
子供たちと一緒に達成感を感じることのできる
唯一の行事です。
私は行事の撮影はどれも好きですが、
トータルで考えますと、『 登山学習 』の撮影が一番好きと言えます。
しんどい思いをしてようやく辿り着いた山頂での達成感。
目の前に広がる景色、非日常の世界。
みんなで食べる昼食。
部活動とは違った魅力があります。
これは最近感じたことですが、
部活動 = 好きなこと
ですので、
目標に向けて努力することも
仲間と助け合うことも
全て『 自分で選んだ好きなこと 』の中での行動です。
それに対して登山などの学校行事は
『 決められたこと 』『 与えられたこと 』です。
自分の趣味嗜好関係なく、
様々な価値観を持った人間が集まって
目標に向かって努力し、助け合うのです。
実はこれ仕事と同じなんです。
仕事では好きなこと、やりたいことだけ
頑張るわけにはいきません。
自分の意思とは関係なく、
様々なことをしなければいけません。
やりたいことを仕事にした
プロバスケ選手でも
チームのフォーメーションを覚えたり、
ファンサービスをしたり、
コート以外でも様々な仕事があります。
『 学校は社会で通用する人材を育てるための場所 』
とするなら、
『 登山学習 』は最も成長できる行事の中の一つではないでしょうか。
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