数年前のインターハイ京都府予選決勝戦の日。
大会終了後の帰り道。
信号待ちをしている時にふと横を見ると身長が高い集団がいたので
気になってよく見ると、
つい数時間前まで決勝戦を戦っていた洛南の選手たち。
遠巻きながら、散髪屋に並んでいるようにも見える。
次に会った機会に聞いてみると、
散髪に行く時間が普段なかなかとれないようで、
決勝戦が終わったあとというのは
絶好のチャンスだそうである。
高校時代、大谷高校はインターハイ予選で決勝戦まで勝ち進んだが、
大一番を前に、散髪にいくタイプの人間が多かった。
洛南には勝てなくて当たり前だったなと痛感した。
日本一を目指すチームが
京都一を目指すチームよりも練習をしていないはずがない。
京都で一番練習をしているチームが京都でずっと一番だった。
そこに気づくには少し山が高すぎた。
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