新年度になり、中学や高校といった
新たな環境にドキドキ、ワクワクの時期かと思いますので、
チームの評判について書きたいと思います。
私が今までで一番驚いたのは
中学校の指導者の先生から
「○○高校は一般の生徒は入部させてもらえないんでしょ。」
というのを耳にしたことです。
自分の教え子がその高校へ進学し、
バスケ部に入れなかったということでした。
私はそんな話は聞いたことがなかったので、
高校の先生に確認しましたが、
一切ないとのことでしたし、
実際にそのチームでレギュラーの座をつかむのが厳しそうな選手が
入部しているのを何人も見てきました。
推測の域を出ませんので、理由を掘り下げませんが、
事実として、
「 自分が入部しなかった理由について
真実ではないことが中学の指導者の先生に伝わった。」
のです。
その選手の周りの友人だけでなく、
今後、数年にわたり選手の進路の相談になるであろう
指導者の先生の間に誤った情報が流れていたら
非常に怖いことです。
他には、中学の京都選抜に選ばれていた選手が
高校であまり出場時間を得られなかった結果、
先生とは合わなかったという話を耳にしました。
中学校の選抜は中2の冬の段階で決まっていました。
そこから3年以上経った高校3年生では
身長を始め、プレイスタイルや、技術の変化はかなり出てきます。
特に180cm以上の選手については
試合に使われやすくなります。
第三者的に見ても、その選手のプレイタイムが少ないのは
仕方がないことでした。
でも、当人からすれば、
自分の実力を評価されなかった、
先生のバスケと自分のプレイが合わなかったと
感じていたようです。
ただ、この選手の場合は、
まだましだったと思います。
ひどいケースだと、
気に入られていないから使ってもらえないなど
高校の先生の指導者としての資質に理由をつける選手もいます。
これから先輩から部活の話を聞く機会が出てくると思いますが、
先輩の話はあてにしない方が良いかもしれません。
だいぶ昔の話ですが、3月にとある保護者の方と会いました。
「 妹は姉と同じ高校に行くことになりました。
背が低いので、高校では通じないと思いますが、
本人がそこでやりたいと言ったので試合に出られなくてもいいから
バスケットを楽しんで欲しいです。 」
そう仰っていました。
謙遜もあるかもしれませんが、
私は内心、
( いやいや、高1のインターハイ予選からベンチ入りしますよ )
と思っていました。
それから3ヶ月後のインターハイ京都府予選で
その選手はスタメンで試合に出ていました。
しかも決勝戦で。
やはり選手、保護者の視点と指導者の視点は違います。
ですから、チームについて何か評判を聞いた時、
どこまで正確なのかはわかりません。
SNSでの誤報の拡散などには注意を払えても、
信頼ある人から(悪意なく)誤った情報が入ってくる可能性もあります。
私自身も気をつけたいと思います。
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