仕事柄、バスケットボール部の祝勝会やお別れの会、
指導者の先生のご退職記念パーティの撮影をさせて頂くこともあります。
お別れの会では卒業生が壇上にあがり、一人づつスピーチをされます。
プレイヤー目線で聞くので、目頭が熱くなることもあります。
涙を流しながら撮影をしたこともあります。
3年生のスピーチの中でよく聞くのが
「 ウインターカップ予選まで残ればよかった。 」という話です。
実は私のバスケット人生で一番の後悔も
「 ウインターカップ予選までバスケットをしなかった事です。 」
中学2年生の時も、3年生の時も試合に敗れ、
涙を流して「 引退 」しました。
( 中2の時は引退する先輩と一緒に涙を流しました )
後悔もたくさんしました。
しかし、高校生の時は自分の意志で「 引退 」を決めました。
当時の私は心の底から好きだったバスケットを続ける選択をしませんでした。
また高校生の時は結果に満足して涙を流すこともありませんでした。
面白いことに、時間が経てば経つほど、
満足していた高校バスケットに後悔し、
後悔していた中学バスケットに胸を張れるようになりました。
試合に関しては相手チームも精一杯努力しています。
ですから必ずしも自分の思い描いた結果を得られるという訳ではありません。
目標とした舞台に立てないかもしれません。
自分がメンバーに選ばれないかもしれません。
しかし、『 ウインターカップ予選までバスケットを続ける。 』ことに関しては
100% 自分自身の意志で決めることが出来ました。
その選択をしなかった自分に対して情けないと思うようになりました。
今、高校2年生はもうすぐこの選択をしなくてはいけません。
進路のことも関係してきますので、
引退を選択しなくてはいけない選手もいると思います。
アドバイスできるような人間ではないですが、
一言お伝えするなら
「 心の中の声 」に耳を傾けるのが一番だと思います。
そして、卒業を迎えた高校3年生の皆さん。
私と同じように「 後悔 」している方もおられると思います。
皆さんに一言お伝えするなら
「 努力 」がその後の人生の糧となるように、
「 後悔 」も自分の大切な糧となります。
何か新しい事に挑戦しようと思い立った時、
高校時代の「 後悔 」は
いつも私の背中を押してくれます。
See you again someday!!!!
Comentários