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なぜバックコート陣はインサイドアタックを軽視するのか。

バスケットボール歴32年

なぜバックコート陣がインサイドアタックを軽視するのか

について一つの仮説を立ててみました。


ズバリ、

『 インサイドのしんどさをわかっていない 』

からでは無いでしょうか。


「 圧倒的な運動量でコートを駆け巡る選手 」

と聞いてどんな選手を思い浮かべますか?


多くの方は昨年WC覇者の河村選手(福岡第一→東海大)のような

ポイントガードを想像するのでは無いでしょうか。


ですから、走る=ガード陣というイメージが定着していると思います。


しかし、実際、試合の攻守の切り替えにおいて、

一番走っているのはセンター陣です。


なぜならセンターはゴール下からゴール下へ

移動しなくてはいけないからです。


走っているイメージのガードは

最短でトップからトップという距離で済むので

センターの半分ほどの距離の時もあります。


もちろんボール運びで

前からプレッシャーをかけられた時など

ガードがしんどい展開もありますが、

ガードがしんどいからといって

センターの走る距離が短くなるわけではありません。




ディフェンスを想像して下さい。


センターはポジション争いで、

身体を張って台形内を守ります。


ヘルプポジションで小刻みに

ステップを踏まなくてはいけません。


ボールの保持に関わらず、

中に入ってくるオフェンスに対して

ケアをしなくてはいけません。


シュートが放たれた後は

身体を張ってスクリーンアウトです。


そこから全力でジャンプし、

リバウンドを取り、

ガードへパスを出した後、

オフェンスのゴール下まで走らなくてはいけません。


センターはしんどいのです。


ですから、バックコート陣が

外でボールを回してシュートまで

いってくれるとラッキーと思います。



ガード、フォワード陣よりも

高い身長でゴール下で待ち構えるセンター。


威圧感を感じるかもしれませんが、

体力的にはギリギリの勝負を強いられています。


前半から仕掛けたインサイドアタックが

後半ボディブローのように活きてくるケースも多々あります。


個人技が上手な選手は本当に増えたと思います。


あとは 勝つためのプレイ、

勝負の駆け引きを知るともっとバスケットが楽しくなると思います。



自分が突っ込んでセンターの上からシュートを決める必要はありません。


自分が何度もアタックして、体力が落ちた相手センターに

味方のセンターがバスカンを決める。


最高のアシストプレイです。





ちなみに私は1-5番まで全て経験しましたが

一番しんどいのはセンター(5番)でした。


そして一番やりたくないのはポイントガード(1番)です。


ドリブルが苦手なので。

(>人<;)





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