大学の撮影を手伝っていた数年前の話。
カメラに興味がある学生さんが
「 何(機種)使っているんですか? 」とか
「 (カメラ)いくらぐらいするんですか? 」
と聞いてくる事もたまにある。
だいたい近づいてくる感じでわかるのであるが、
その日も学生がにこやかに話しかけて来た。
「 そのストラップ○○ですよね〜
僕、普段カメラマンやっているんですけどね、、、云々 」
( ん?
ふ、、、、普段、、、、 ?
普段カメラマンなんや。
今日は潜入捜査か何かですか? )
と、心の中で冷静に突っ込んだが、
カメラマンに対する認識を再確認できた。
ただ一点申し訳なかったのが
その学生さんが自慢げに話すストラップ開発の関係者さんについて
一切存じ上げていないという点である。
神奈川ナンバーワンガード風に言えば、
「 すまん、誰だっけその人 」である。
スマートフォンと呼ばれる高機能カメラに
無料アプリと呼ばれる編集ソフト
動画編集なども画像を選択するだけで自動でやってくれる。
一昔前、日本は一億総中流と呼ばれた時代があったが、
今は一億総カメラマン時代である。
高感度、連写機能、ボケ味、
今や撮れないものはないと言っても過言ではない
デジカメ市場、コンデジ市場の低迷が
何よりの証拠である。
そんな誰でも撮れる時代になったからこそ、
誰が撮ったものかという点に
新たな価値が生まれるのではないでしょうか。
この写真はBB-PHOTOという多分日本で一番バスケが好きな
カメラマンさんに撮ってもらったもの。
いつか写真を見せながらそう言って欲しいです。
「 この写真はBB-PHOTOさんという多分日本で一番バスケが
好きなカメラマンさんとフリースロー勝負して
勝った証に撮ってもらった写真。 」
フリースロー職人 高校1年生に敗れる、、、、
(ToT)